「〜するべき」をやめるとラクになるワケ

みなさん、こんにちは！
《女帝力》ライフクリエイターのひとみんこと、きむらひとみです。

私が、「もっとラクに生きたい！」と、トンネルの闇から抜けよう！と思ったとき、最初に心がけたこと、それは、「〜するべき。」という考え方をやめることでした。

では、なぜ「〜するべき。」をやめると、ラクになれるのでしょうか？

それには、いくつかの理由があります。

１つめは、「決めつけないから」です。

決めつけるから、重く、辛くなってしまうんです。

「決めつける」というのは、「固着」してしまっていることで、そこには柔軟さや自由はありません。

「〜するべき。」というのは、決まった方向からしか見ていません。

たとえば、

「講師なんだから、そのくらいのこと、知っておくべき。」とか。

「これだけ暑い日には、冷たい飲み物を出してくるべき。」とか。

はたしてそうでしょうか？

講師だって、人間だから知らないこともある。

暑い日に、温かい飲み物を出してきても、別にかまわないのです。

え？

その講師の専門分野のことなのに、それを知っていなくて、講師といえるの？

暑い日に、冷たい飲み物を用意するなんて、気が利かないじゃない！

そう、思っているのは、「あなた」です。

あなたが、

「講師には、これくらいのことは知っておいてもらいたい。」

「暑い日には、冷たい飲み物を用意してもらいたい。」

という、願望を持っているだけ。

その願望を、相手が満たしてくれていなかっただけのことです。

だったら、あなたの願望を率直に相手に伝えればいいだけのこと。

あなたの知りたいことを知らなかった講師に対しては、

「先生、次までに調べておいてもらえますか？」とか。

暑い日に温かい飲み物を出した人に対しては、

「すみません、冷たい飲み物をいただくことはできませんか？」とか。

自分の願望が相手に伝わっていないだけなのだから、伝えればいいだけのこと。

こちらからは何も伝えなくても、相手が自分の願望に合わせてくれるのが当然、というものの見方に固まってしまっているから、落胆するのです。

２つめの理由、それは「人に合わせようとしているから」です。

「自分の考えグセにきづく」というブログにも書きましたが、「〜するべき。」とか、「〜したほうがいい。」というのは、自分の考え方ではなく、人の考え方を自分のものとしている、ということです。

自分の「考えクセ」に気付く

自分のアタマで考えて、自分がどうしたいか、どうするかから機能すれば、「〜するべき。」とか、「〜したほうがいい。」という、コトバは浮かびません。

「〜したほうがいい。」というのは、過去の自分の経験や、人の意見からものごとを決めようとしています。

どちらも、「今の自分」が決めようとしていることではありません。

過去の自分は、今の自分ではありません。たとえ、過去にそういうことがあったとしても、今回は違う結果になる可能性があるのですから。

なんだか、よくわかりません….。たとえば、「このままでは水に漏れるから、ビニール袋に入れるべきだ（入れておいたほうがいい）。」っていうことだって、あるでしょう？これって、「決めつけている」とか、「人の意見を自分のものにしている」というのではないかと思うのですが….。: 「〜するべき。」とか、「〜したほうがいい。」が、「決めつけ」や「人の意見を自分のものにしている」ということかどうかの判断は、「〜したい。」や「〜する（しよう）。」に置き換えた場合に、しっくりくるかどうかで分かります。

たとえば、

「このままでは、水に濡れるから、ビニール袋に入れたい（入れよう）。」

これは、しっくりきますよね。これは、自分の判断です。

では、これはどうでしょう？

「健康でいるためには、毎朝、早起きしなければならない（したほうがいい）。」
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「健康でいるためには、毎朝、早起きしたい（しよう）。」

もし、「アタマじゃ分かっているんだけどね、朝は苦手。できれば、好きなだけ寝てたいよぉ。」と思ったら、「健康でいるためには、毎朝、早起きしなければならない（したほうがいい）。」というのは、あなたの考えではありませんよね。

素直に「〜したい。」「〜しよう。」と思えなければ、それは「決めつけ」や「人の意見を自分のものにしている」ということ。

こう、判断してみては、いかがでしょうか？