みなさん、こんにちは!
《女帝力》ライフクリエイターのひとみんこと、きむらひとみです。
先日、セッションに来られた方から、小学生のお子さんが偏食で困っている、というお話を伺いました。
中でも、にんじんがダメだそうで、ピューレ状にしてこっそりスープに忍ばせても、「にんじんの味がする。」といって、食べないのだとか。
他にも、いくつか絶対に食べない食材があるそうで、お母様としてはどうしたものかと頭を悩ませておられる、とのことです。
そもそも、嫌いな食べ物があるということって、よくないことなのでしょうか?
私たちは、こどもの頃から「好き嫌いなく、何でも食べなさい!」と言われて、育ってきました。
小学生の頃、全部残さず食べきるまで、給食の時間を終わらせないという、先生がいた、といった話も聞いたことがあります。
嫌いなものを無理矢理食べさせられる、っていうのは、ある意味「拷問」ではないでしょうか?
私も、こどものとき、ピーマン、セロリ、蕗、タケノコ、牡蠣、鰺の南蛮漬けなどをはじめ、他にも嫌いなものがたくさんありました。
タケノコは、小学校の給食で出された若竹煮で気持ち悪くなり、もどしてしまってから、食べられなくなりました。
しかし、オトナになったら、その苦みや独特の風味などを美味しいと思えるようになり、好物になりました。今は、タケノコもおいしいと思っていただきますし、食べられないほど嫌いなものは、パクチーくらいです。
そんな私がこどもの頃、母は、私が食べなくても、自分が食べたい料理は作って、私には別のものを作っていました。
そんな母は、トマトが嫌いでした。なので、こどものときの食卓にトマトが出ることは絶対にありませんでした。
私が、友達同士で飲食店に行ける年齢になって、付いてきたミニサラダのトマトを食べたとき、「なんて、おいしいんだ!」と思ったことを覚えています。
そして、私が料理をするようになって、トマトソースの料理を作っていたところ、外から帰ってきた母は、「トマトの臭いがする!」といって、家中の窓を開けて回ったことがありました。
それほど、母はトマトが嫌いだったのですね。
嫌いなものというのは、匂いが「臭い」に変わってしまうほど、嫌なもの。どうやってもわかってしまうほど敏感なものです。
ところで、食べ物は、「あなた」が食べるのではありません。「身体」が食べます。
そのことに、こどものほうが素直に従います。
こどもというのは、自分に正直に生きています。だから、身体がほしいと思うもの、身体が気持ちよく受け取りたいと思うものを選びます。
それが、オトナになると、「○○って、美味しいんだって。」や「○○しなければならない。」といった、人の意見や思考が邪魔をして、本当の自分を見失ってしまっていることがよくあります。
たとえば、お昼ご飯にとんかつ定食を食べたのに、先日焼き肉を食べに行ったら美味しかった、という職場の同僚の話を耳にして、晩ご飯に焼き肉を食べたくなって食べた、なんていうことを平気でしているオトナも、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?
これ、偏食よりも身体によくないんじゃないでしょうか?😅
お母様としては、自分が一生懸命作ったお料理を、「嫌い」という理由で食べてくれない、というのは、確かに寂しい気がしますよね。同じものを「おいしい!」といいながら、シェアできないというのは、寂しいものですよね。
そこで、です。
たとえば、にんじんがダメでもカボチャはOKなら、カボチャで人参の含む栄養素は摂れますよね?
にんじんを食べないことにフォーカスするのではなくて、にんじんに含まれている栄養素をどうやって摂るかということにフォーカスしてみてはいかがでしょう?
それに、にんじんをピューレ状にしてこっそりスープに入れても、にんじんの味がわかるっていうお子さんの味覚って、スゴイものがありますよね。
将来、一流の料理人になるかもしれません。
オトナになれば、私のように味覚や趣向が変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。
「好き」や「嫌い」というのは、1つの「個性」であり、それを感じる味覚は1つの「才能」です。
健康を害するほどの偏食なら、改善する必要はあるかもしれませんが、それほどでもない食べ物の好き嫌いは、「偏食」ではなく、「個性」だと捉えてみてはいかがでしょう?
「オトナ」も「こども」もありません。「人」と「人」として、お互いの「好き嫌い」を認め合いませんか?
以前、こんな記事を書きました。
「偏食するのは、よくないこと」というのは、お子さんに「あなたは駄目な子」というレッテルを貼ることになり、お子さんを傷つけます。
「今は食べられないかもしれないけれど、いつか、一緒に”おいしいね”って共感できる日がくると、お母さんは嬉しいな。」と、お子さんに言ってあげられるといいですね。
こどもは、これからどんどん変わっていきます。
食べられなかったものが食べられるようになる、そんな変化を見ることも、子育ての1つの楽しみかもしれませんね。
ちなみに、トマトが大嫌いだった母ですが、85歳を過ぎた頃、「私、ミニトマトは、なんとか食べられるようになった。成長したやろ?」と言って、笑っていました。
人間、何歳になっても、どこまでも変われるものなんですね。😄
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