星の時間

みなさん、こんにちは!
《女帝力》ライフクリエイターのひとみんこと、きむらひとみです。

最近、NHKのeテレの「100分de名著」という番組がお気に入りです。

「100分de名著」は、こんな番組。

一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。
この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。
プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、紙芝居、コントなどなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫ります。
案内役は、タレントの伊集院光さんと、安部みちこアナウンサー。
偉大な先人の教えから、困難な時代を生き延びるためのヒントを探っていきます!

https://www.nhk.or.jp/meicho/introduction/index.html

 

2020年8月の1冊は、ミヒャエル・エンデの「モモ」でした。

「100分de名著」のテキストも発売されています。

灰色の男たち

「モモ」の中に、「灰色の男たち」というのが登場します。

「灰色の男たち」は、街の人々に「時短」を求め、余った時間を「時間貯蓄銀行」に預けるよう、仕向けていきます。人々は、自分が過ごしていた豊かな時間を無駄なものだと思い込み、「時間貯蓄銀行」に時間を預けますが、その時間は、「灰色の男たち」が食い物にするためのものだったのです。

昭和の中頃に生まれた私は、どんどん便利な家電が世に出てくる時代に育ち、団地やマンションができて、徐々に核家族化が進み、共働きの家庭が増えていきました。

親は、子どものために、寝食の時間を削って働き、それで得たお金で、子どもがほしいというおもちゃを買い与える。そのおもちゃは、勝手に動くロボットだったり、リモコンだったり、着せ替え人形だったり….。

「モモ」の中で、灰色の男たちが現れ、私がまさに子どもの頃から今まで見てきたことが描写されていました。
そうやって、人々からどんどん「豊かさ」が失われていくシーンを読んでいると、胸が押しつぶされそうになって、泣けてきました。

マイスター・ホラと「星の時間」

人々から豊かさが消えていくのを見ていられなくなったモモは、カメに導かれ、時間を司る、マイスター・ホラのもとにモモが訪れます。そのとき、マイスター・ホラから聞かされるのが、「星の時間」というものです。

ここでいう「星の時間」というのは、「いまがそのとき」という、ジャストなタイミング(機が熟すこと)を言っているようです。

「100分de名著」では、「自ら(みずから)」と「自ずから(おのずから)」という話がされていました。(進行の伊集院光さんと、今回の解説者 河合俊雄先生の解説が、素晴らしかったです。)

「自ら(みずから)」というのは、「自分が●●する!」と、強い意志を持って行動しようとすること。

これに対して、「自ずから(おのずから)」というのは、自分の意志と周りのタイミングが一致したときに行動を起こすことをいう、というような話でした。

スピリチュアル的にいうと、

  • 「自ら(みずから)」 = 個々の意志
  • 「自ずから(おのずから)」 = 個々の意志と、集合無意識の意志が一致したとき

といえるように思います。

つまり、「星の時間」は、「シンクロニシティ」ともいえますよね。

「モモ」は、1973年に発刊された児童文学。私が小学生の頃、児童図書にも指定されたそうですが、まさに、その時代に、ミヒャエル・エンデは、「時短を求め、モノに溢れていく時代」への危惧を「モモ」にしたためていたんですね。

私が、子どもの頃に「モモ」を読んでいれば、この本が伝えたかったことは、さっぱりわからなかったと思います。

今、出逢ったからこそ、こうやって、深く、深く、入っていける。

やっぱり、モノゴトは、「星の時間」(ぴったりなタイミング)で起こるんだな、と思います。

あぁ、「星の時間」って、なんてステキなコトバなんでしょう!!!

そして、「100分de名著」の「こぼれ話」もこれまた、ステキです。

「モモ」はあなたの中にいる!

「灰色の男達」に「豊かさ」を奪われた私達を、救い出してくれる「モモ」は、自分の中にいます。

そして、そのことに気づけば、「灰色の男達」は自滅します。

今、変わろうとしているこの時代に、あなたも変わろうとしているのであれば、まさに、あなたの中で、灰色の男達と、モモが対峙しているときだと思います。

「星の時間」を待つ間、何をして遊びますか?

「星の時間」に向けて、いろんな準備をして、待ちませんか?

悶々と悩みながら待つことも、1つの「遊び」です。

「星の時間」が来た時のことを楽しみながら、準備をして待つことも、1つの「遊び」です。

あなたは、どんな「遊び」を選びますか?

あなたが、このブログを訪れてくださったのも、もしかしたら「星の時間」だったのかもしれません。

今こそ《女帝力》を目覚めさせる「星の時間」が来たのだとしたら?

《女帝力》覚醒セッション

 

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