みなさん、こんにちは!
《女帝力》ライフクリエイターのひとみんこと、きむらひとみです。
みなさんは、「私の気持ち、もっとわかって!」と思う相手はいますか?
先日、このようなご相談がありました。
今、住んでいるところが手狭になったので、一戸建てを購入しようかと考えているUさん。
その話をお友だちにしたところ、
「一戸建てを買おうと思ったら、この辺じゃ買えないわよ。それに、ワンフロアのマンションのほうが、エアコンもたくさんつけなくていいし、機能的。絶対、マンションのほうがいいって!」
と言われたそう。
でも、Uさんは、お子さんもまだ小さいので、上下・左右の方から、子どもがドタバタするといった苦情を言われるのがイヤで、一戸建てがいい、と思っている、とのこと。
そうUさんがお友だちに言ったところ、
「そんなの一戸建てだと、2階や3階まであると掃除も大変よ。絶対に、マンションのほうがいいって!」と、強く言い換えされたとのだそう。
「いくら、『私は、一戸建てがいいと思っている』と言っても、友だちはがん!として、しつこく、『マンションがいい!』」って言ってくるんですよ。どうしたら、私のこと、わかってもらえるかな、と思って….。」とUさん。
Uさんが、思い違いをしています。それは、
人は、自分以外のことはわかり得ない。
ということです。
特に、自分の意見を押しつけてくる人は、どうやっても、相手のことをわかろうとはしません。
そもそも、人は自分以外の人のことは、どうやったって知り得ません。
同じような境遇、体験をした人でも、自分とまったく同じではありません。
たとえ、同じ境遇で、同じ体験をした人でも、感じ方、捉え方は人それぞれ。
だから、人に自分のことをわかってもらう、というのは、無理なことなんです。
唯一、自分のことをわかってくれる人がいます。
誰だと思いますか?
それは、「自分自身」です。
自分自身が自分のことをわかってあげる、認めてあげる、受け入れてあげることで、満たされます。
それを、人に求めるから、諍いが起こるし、諍いを避けようとすれば、相手に合わせて辛くなるんですね。
Uさんは、自分の意見を押しつけようとしてくるお友だちと闘ってしまっています。
「マンションがいい!」と思っている相手に対し、「私は、一戸建てがいいと思っているの!」と自分の意見を相手にいうことで、相手と闘ってしまっているんですね。
相手も「マンション」にこだわっているかもしれませんが、自分も「一戸建て」にこだわって、それを相手にのませようとしています。
つまり、「私のこと、わかってよ!」という思いは、相手を自分の思うようにコントロールしようとしている、ということ。
そんなときに、ウェイト版のタロットを引くと、よく出るカードがこれ、「ソードの5」です。
主張が通った側にいるときは、正位置で。
自分の主張が通らないときには、逆位置ででやすいです。
いずれにせよ、「自分のことをわかってもらいたい!」という気持ちが強い状態である、ということ。
闘いを挑んで、勝っても、負けても、あまりいい気持ちにはなれないと思いませんか?
では、人から自分と違う意見を押しつけられそうになったときは、どう対応すればいいのでしょう?
相手のアタマの中を考えてみましょう。
自分の意見を押しつけてくる、というのは、「Yes」と言わせたいだけです。
言わせたいだけで、そのとおりにさせようとまでしていないケースがほとんどではないでしょうか?
なので、
「あぁ、そういう考え方(マンションのほうがいい)もあるわね。なるほどね。」
と、いえばいいんですね。
相手は、自分の意見を否定されたくないだけ。
これだと、否定はしていません。
しかも、あなたは「そのとおりにするわ。」とも言っていません。
お互いに気分よくいられる、というわけです。
もし、あなたに自分のいうとおりに服従させようとしてこられても、このようにその場しのぎで言っておいて、そのとおりにしなかったらいいだけのこと。
でも、自分と違う意見を押しつけてこられて、どうしても、相手に勝ちたい!と思ってしまったら、冷静になれる魔法の言葉があります。
それは、
人、それぞれ。
「あぁ、この人は、私とは違う意見を持っているんだな。人それぞれだな。」
そう思うことで、相手と自分、両方を認めることができます。
どうですか?
これまであなたは、自分がまさか闘っているなんて思ってもみないと思います。
でも、実は、無用な闘いを挑んでいませんか?
権力や地位、お金や物を持つことで、人に勝とうとする「地の時代」は去り、これからは、アタマを使って風のように軽やかに、違いを認め合って生きる「風の時代」。
自分のことをわかってもらうのは、自分だけでいいんです。
闘わない、振り回されないで、自分の想いのままに生きていく。
それが、「風の時代」の女帝力。
あなたも、《女帝力》を呼び覚まして、自分の想いのままに軽やかに生きていきませんか?